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2011年5月14日土曜日

秋野不矩美術館


少し前になりますが、連休中里帰りしていたときに、秋野不矩さんの美術館に行ってきました。
これで訪れるのは二回目でしたが、やっぱり素敵なところです。
館内は一切写真は禁止でした。一眼レフを下げてきてしまったのですこしハラハラしましたが、日記にのせたくて、外からの景色だけ、撮りました。

本当に素晴らしい建物だなあと思って調べてみたら、基本設計は藤森照信さん。
有名な方ですよね?(無知だけど名前はたしかに知っている!)





 美術館は小高い丘の上にあり、そこからは町がみおろせます。

今回は小野竹喬さんとの二人展のいう形での展示になっており、このあいだ来たときとはまた違っていました。
それにしても、秋野不矩三と小野竹喬さんの二人展だなんてどれだけすごい二人展なんでしょうか!
もう涙がでそうなくらいきれいでした;;
ここまで来るともう神様だと思いました。
また、どちらも美しいと感じる限界に達してはいるものの、それぞれ確かにちがうのがすごい。
あたりまえかもしれないけれど、
ここまでくるまでずっと、
自分の思う美をぶれない強さ。
しなやかさ。
そんなものを感じました。
ほんとうに、神様だと思った。
美術作品って、有名でも無名でも、どんな素材であってもいつ作られたものでも若くても歳をとってもとことんいくと、仏画のように
祈りのすべてを凝縮した物質以上の存在になるのかもしれないといつも思います。
私は仏画や仏像が大好きなのですが、ほんとうにすごいのはどこか似た匂いがするのです。
スカー
っと宙を突き抜けるようなけむりのような美しい匂いです。
色に例えるなら薄い紫。

 


 畑がきれいだった。
 阿多古川。
こんなに水がきれいでした。
感動した、感動した;;



お土産は


小野竹喬さんのポストカード。
この絵が本当にきれいで泣きそうになった。
本物は、すごかった。
何を見て、何を想ったんだろう。
竹喬さんすごく優しい絵だった。
田んぼを描いた消えそうな絵も印象的だった。
生前にお会いしてみたかった。


不矩さんの一筆箋。
すてきな絵がちょこん ってあるのがほんとにかわいい^^*。
不矩さんの絵はなんだか空をつきぬけている。
大胆で強くて、元気をもらえる。


お二方ともすでに亡くなっていても、絵がこうしてその人の分身となり生き生きと生きて、生きている人に力やメッセージを与えるって、
本当に絵はすごい。
時間差魔法みたい。

そうそうすごい作品を見たときは、生前どんな人だったのかとても気になって、作品からいろんなところからイメージしてはみるものの、イメージしきれない。
芸術家の人ってけっこう作品としゃべってみたところのギャップが激しく、混乱?することが初対面では多々ある。

すごく優しそうな作品だからそのイメージで甘えていくとものすごくクールな方で非常に緊張したり、すごく繊細な絵を描く人がものすごく細かいことを気にしない大雑把な人であったり笑。
出会ったときから一致するなあとおもう人もいるけれど。
やっぱりどこかその少しの「違和感」が興味に変わってしまう。


そういうことがよくあるから、
考えてみるのも面白いといえば面白いのかもしれません。

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