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2010年11月21日日曜日

絵画教室・イセエビ

今日はなんと、生きているイセエビでした。
そのイセエビさんをみんなで描くという異例のカリキュラム。
一生懸命域生きようとしながらも随分弱っているイセエビを目の前にするのはとても辛かったですが、ふだん、エビさんといえば、食卓にもよくあがる。お世話になってるんやなあ、とか、こんなにかわいいんやなあ、とか、例えば、家にいる子達と何がちがうんだろうとか、これをかわいそうというだけでなにもしないのはきれいごとなんやなあとか、何より、命を見つめるという意味でも、こんな意義のある内容を提供する北村さんはすごいなと思いました。
すこしずつ弱っていくエビをみて、子供達ははしゃいだり、触ったり、「やめたり」といって止めたり、水を一生懸命かけてあげたり、ちょっとふざけたりと様々でしたが、それぞれのなかに何かを感じたり残ったりしていくんだろうなと。
大人になっていく時、どこかでこのことも大事な経験として残っていくのだろうなと。
なにより一生懸命描いていました。
亡くなったときには、みんなで手をあわせてエビにお礼を言いました。
今日は命と向き合い考えさせられる内容でした。
ちなみに、このエビさんは、北村さんが、晩御飯としてすべて美味しくいただいたそうです。
一生懸命描き、残さずきちんといただく。これが今日このエビさんに対する最大の礼儀なのだなあと。
例えば馬であっても、ある馬は殺されてお刺身になり市場で売られて、人の口へ入り、ある馬は競馬場でスターとして注目を集め、レースに励み、ある馬は動物園で、見る人を和ませてくれる。
命に対する礼儀とは、それぞれの形があって違うけれど、命をもらう立場として、それ以上のことは何一つできないけれど、その都度そのつど感謝すること忘れずに、できる限りのことを尽くしていかないといけないと思いました。
普段食べている色々な食べ物もみんな、こうして生きてたんだという事実。
このエビも、昨日は大好きな海で幸せに暮らしていたのだと言うこと。
写真は私も描かせてもらったイセエビさん。
私も改めて、勉強させていただいた日でした。

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